無駄を省く

行政手続きでの印鑑の廃止(削減)が話題になっていますね。

総論において反対する人は少ないのではないでしょうか。
あとは,一言で行政手続きと言っても色々な部署・手続があるでしょうから,個別に実情にあった改善をしていけば良いと思います。

住民票や戸籍の請求など,一般市民の方が多く利用する行政サービスにおいては,すでに押印を要求するところは少ない気がします。
かえって,紙ベースで,かつ多数の無駄な決裁印がないと進まない仕事をしている行政内部の事務手続きの方が,改善の余地が大きいのでしょうね。

行政機関ではないですが,紙ベースかつ印鑑が重要な裁判所の事務手続きも,こういう機会にどんどん無駄を省いていくと良いなと思います。
無駄ということで思い出したのは,ちょっと話はずれますが,裁判所は,控訴記録を上級庁に送付する際のナンバリング作業をようやく止めるようですね。

ナンバリングとは,例えば地裁の判決に不服で控訴提起がされると,事件記録一切を高裁へ送付します。その際,事件記録に1,2とページ番号を振っていく作業のことです。
実際には,手書きではなくページを振るための機器があるのですが,大型の事件になるとそれだけでも結構大変な作業になります。
紛失防止が理由なのでしょうが,裁判所から裁判所に記録を送付するだけで果たして必要なのかと,ずっと多くの職員が疑問に思っていました。

昔,あまりに大量の事件記録なので,(あえて)ナンバリングをせずに高裁に記録を送付したところ,高裁に呼び出され,一日がかりでナンバリング作業をしたという職員の逸話もあります。

公共機関はこういう無駄を省き常に事務の改善をしていってほしいと思いますね。

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