毎日新聞の11月18日付け配信記事によると、
「中央省庁の幹部候補でキャリアと呼ばれる20代の国家公務員総合職が、昨年度87人が自己都合退職した」とのことで、「6年前より4倍以上増えている」そうです。
また、内閣人事局のアンケート結果によると、仕事を辞めたいと考えている職員は、その理由として、「もっと自己成長できる魅力的な仕事につきたい」「長時間労働で仕事と家庭の両立が難しい」などを挙げているとのことです。
確かに、長時間労働すぎて家庭を顧みられないとの理由は考えられますが、体力とやる気に満ちあふれて入社した20代の頃の自分に思いを馳せてみると、辞めたくなる一番の理由は、やりがいを感じられないことだと思います。
それは中央省庁だと、政治家との関係を含めて上司の背中、行く末を見て感じるんのでしょうね。あ、ここに長くいてもダメだと・・・。
同記事によると、危機感をもった河野大臣は、「国家公務員の働き方改革を進める」とし、若手の離職の一因になっている長時間労働について、職員の在庁時間を調査するよう全省庁に求めたとのことでです。
在庁したくてしている職員はいないと思いますからね。在庁時間の調査が、かえってサービス残業や仕事の持ち帰りなど働き方の悪化を招かないことを望みたいと思います。