裁判所書記官の日常その1「立会」

裁判所書記官の代表的な仕事に訴訟の立ち会いがあります。
法廷のテレビ映像で,裁判官の一段下に座っている人いますよね。あれです。

裁判期日には,当然裁判官がいなければ裁判になりませんが,裁判所書記官も必ずいなければ裁判を進行させることはできません。書記官は,裁判がきちんと法律に則って行われたことを記録することが仕事のため,記録係がいなければ裁判は進められないということです。

まあ,そういった役割のため,テレビカメラが書記官に寄ることもないし,おそらく視聴者も気にしてないだろう目立たない存在です。もちろん,実際の裁判の中で積極的に発言をする立場でもありません。

ちなみに,書記官は,裁判官と同じ黒い服(法服,職服)を着ているように見えるが,袖回りなどが少し違って簡素な作りになっています。

さて,裁判所書記官は,法廷の中で,出頭者の確認や誘導,当事者や裁判官との書類の受け渡し,行われた手続のメモ,次回期日の調整管理など,言葉で書くとやることがいっぱいあります。が,実際の法廷では,それほどすごい作業は通常ありません。一番重要かつ大変なのは,裁判当日よりも期日間の準備作業の方です。

当事者双方から新たな書面が提出されればその内容を把握し,主張や証拠を整理し,ときに裁判官と議論することもあります。証人の呼び出しや各種嘱託手続など次回期日までに遺漏なく済ませておく手続も少なくありません。そういった期日間の準備がきちんとできていれば,裁判当日はいたって平穏に終わることになります。

(つづく)

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