堂々巡り

当職:「ご相談内容からすると、解決方法としてはA、B、Cの3パターン考えられます。それぞれのメリットとデメリットですが・・・。なので、まずはAが無難ではと。」

相談者:「相手方がおそらく同意しないのでAは無理だと思います。」

当職:「そうすると、Bの方法で進めることが良いかと。」

相談者:「〇〇〇ができないのでBはちょっと・・・。」

当職:「そうすると、あとは裁判所を通してCの方法で解決するしかないかと。裁判所の手続きなので、最終的に結論は必ず出ることになります。」

相談者:
「裁判所に申立てをするほどのことではないんです。費用も時間もかかりますし。Aの方法では無理なんですか?」

当職:「Aの方法は、相手方の同意が必要ですよ。」

相談者:「してくれないと思います。」

当職:「そうなんですよね。なので次はBということだったんですが・・・。」

相談者:「それは〇〇〇がだめなんです。」

当職:「なので、そうすると後はCの方法しか・・・。」

(以下、数回繰り返し。)

同じ内容を言葉を変えつつ何度か繰り返し説明しても、結局、相談者の方は、納得する回答が得られなかった感じを醸し出して帰られることがあります。

あくまで法律家であって魔法使いではないので、費用も時間もかからずに、たちどころに全ての問題が解決するようなアドバイスって・・・なかなかないですよね。

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