裁判所書記官の日常19「プライド」

裁判所の窓口には,時折,全く意味のないプライドをもってくる方がいます。

裁判所書記官風情に馬鹿にされたくない,法律のことを知らないと思われたくないなどと考えているのでしょうか。そういう方が窓口でこういうセリフをよく言います。
「法学部出身で,司法試験の勉強もしていた。」
「親戚に〇〇〇省の方がいて。」

前者は,おそらく法律を知っていると言いたいのでしょう。が,試験勉強をしてた人はいくらでもいるわけで・・・。
後者は,〇〇〇省のほかにも,裁判官,弁護士,警察官,医者など様々な職種の親戚の方が出てきます。これも本人には何ら関係ないですからね。
また,私の実体験では,(「自由民主党」ではなく)「自民党」と書かれたあやしい名刺を出してきた人や,自分は市議会議員だと窓口で何度も連呼して圧力をかけてきた(つもり)の人もいました。

普通に考えれば,そんなことをしても意味がないとわかると思うのですが,裁判所という非日常の場所だと極度に緊張してしまうこともあるのでしょうか。

裁判所の職員も普通の人間です。知らないことは知らないこととして,普通に窓口で質問すれば,答えられる範囲で普通に返答します。それだけのことです。

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