裁判所書記官の日常55「説明書の添付」

裁判所が決定や通知を郵便で送付する場合,当該手続の流れの説明や,決定の趣旨,反論の仕方などを説明する文書が同封されていることがあります。

簡裁や家裁の手続,地裁でも執行手続などではそういう説明書が添付されていることが少なくないと思います。

この説明書,裁判所ごとに工夫しているものもあり,よく読めば大概のことは理解できるようになっていると思うのですが,どんなに丁寧な説明書を同封しても読まない人は読まないですね。

「読んでも理解できない部分がある」とか,「読んだうえでさらに質問がある」とかなら良いのですが,裁判所から郵便物が届いたというだけで慌ててしまったり,たくさん字が書いてあるだけで「全然わからない」とサジを投げてしまい,とりあえず裁判所に電話をして「(郵便物が届いたのですが)これは何ですか?」から始まる方も多数います。
説明書は読んで一応理解したけど,電話等で直接話をしないと不安だからという方もいましたね。

全員に読んでもらえるように,なるべくA4用紙1枚に収めたり,字のポイントや書体を気にしたり,法律用語をなるべく平易にしたり等々,色々腐心して説明書は作成されています。

裁判所に限らず,給付金申請等の行政の手続でもそうですけど,郵便物に添付されている説明書は,最近はなかなかよくできているものが多いと思いますので,お互い無駄に手間暇かけないためにも,とりあえず読んでいただければ有難いですね。

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