裁判所書記官の日常60「詳しい人」

以前に、誤解を招かない説明の難しさの話をしましたが、相談業務の難しさは裁判所書記官も同じです。

裁判所の場合は、間違いのないことは当然のことながら、中立性の要請もありますので、その辺りの線引きが難しいところです。
また、地裁、簡裁、家裁それぞれで、手続きの種類や相談にくる方の属性も異なりますので、相談業務の能力向上は、日々現場で養っていくしかありません。

ところで、裁判所で窓口業務をしていると、時折「詳しい人」という方を同行してくることがあります。事情に詳しいとか、法律に詳しいという意味合いで連れてきます。
この「詳しい人」は、相談者の身内の場合もありますし、ただの知人の場合もありますが、弁護士や司法書士等ではありません。

ま、ひとりで裁判所に来るのが不安ということもあるでしょうから、気持ちはわからなくもないです。
ただ、裁判所側の立場からすると、この「詳しい人」が来てくれて良かった、相談業務が円滑に進んだなどということは、ほとんどないと言って過言ではありません。

自分が詳しいという自負や、本来の相談者の前でのメンツがあるせいか、かえって話がややこしくなることが多かった気がします。

相談業務は奥が深いですね・・・。

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