先ほど,「2016年に韓国の元従軍慰安婦らが日本政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟について,2年以上棚上げ状態だったものが,今年5月以降に審理が開始される可能性がでてきた。」とのニュースを読みました。
私がこのニュースを読んで気になったのは,訴訟の内容よりも,記事の中で「日本政府は訴状を受け取っていないが,ソウル中央地裁は,裁判所に提示することで被告に訴状が届いたとみなす【公示送達】の手続をとった。」とあった部分です。
「他国の政府」という確実に存在している機関に対しても,通常の送達手続ができない以上,公示送達を実施することができるんですね。理屈で考えると当たり前の感じもしますが,ちょっと驚いたニュースでした。