要らない不動産の相続の話って時折ありますね。
つい先日あった相続手続の依頼は,両親が亡くなって無人になった実家の土地建物について,誰も欲しい相続人がいないので,とりあえず処分するために自分が相続するという話でした。
すでに別の場所に持ち家があるため,築何十年の流山の不動産を相続してもしょうがないとのことでした。
ただ,両親の墓も実家のそばにあるので,とりあえず処分するまでの間は,墓参りのついでに草むしり等の管理にも定期的に来るつもりだとおっしゃってました。
このケースのように,相続人の方に当該不動産を何とかしようという気力体力があれば良いですが,そうでないと,昨今顕在化している空き家問題の話になってしまいます。
ただ,このケースでも,相続人の方は遠くから車で墓参り等に通われるようなので,さらに次の世代の相続の際には,今度はご先祖の「墓じまい」という話になってしまうことも考えられます。
なんか寂しい話にも聞こえますが,いざ自分に置き換えてみると,確かに遠くにある実家をやると言われても,まあ断る気がします・・・。