自分が申立書の作成等に携わった事件について,官報公告がされているのを見つけると,ほっとするのと共に少しうれしいですね。
官報公告は,裁判所の様々な手続の中で利用されますが,裁判所の手続に限っていうと,破産関係の情報以外はほとんど見ている人はいないのではと思うくらい告知力はないです。
ま,他に全国民に告知する適当な媒体がないし,手続上公告が必要だからやっているだけで,本気で権利者やらの利害関係人を探そうという気もないので,ちょうど良いのでしょう。
告知力がないといえば,各裁判所の入口前にある掲示板もそうですね。
公示送達など重要な書類が掲示してあるのですが,目立たないし,見ても掲示の仕方が雑で肝心の文書が良く見えない場合もありますね。これも掲示したという形だけが大切な手続の一つです。