巷で話題(?)の岡口基一裁判官の著書「ゼロからマスターする要件事実」をようやく購入しました。
まだ全部読み終わってはいませんが、非常に説明が分かり易いです。
同書は、要件事実の学習の初心者から初級者、中級者・・・と段階を挙げて説明がなされています。
自分なりに十分理解していると思っていた部分も、「ああ、こういう風に説明をすればいいんだ!」と目から鱗の部分がいくつもありました。
以前に司法書士の特別研修のチューターとして、要件事実の講義を何回かさせていただいたことがありましたが、今の方がより上手く講義ができるのではなどと勝手に思ってしまいます。
また、受講生の研修前の必読書に指定したら良いのではないでしょうかね。
特別研修の受講生の中には、今までの試験勉強方法の延長なのか、いかんせん暗記科目的に勉強をしている方が少なくないと感じましたので、まずは同書を一読するとより理解が深まる気がします。
同裁判官とは、破産係の仕事でご一緒しましたが、訴訟係でご一緒してみたかったですね。
余談ですが、同書は「岡口ゼロ」などとの略称で読んでほしいようですよ。岡口裁判官自身がSNSコメントでそう言っておりました。(笑)